ことば学
言葉は心。ことばは人生

38.好みの物件を引き寄せる

京都で1番のおみくじを引いた途端に採用決定の電話。

いよいよ、東京での初めての暮らしが始まります。

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住まいと仕事が同時に新しくなることに対する不安がなかったと言えばウソになります。

けれど、それよりも今度こそ定年まで働いて、自分をきっちり養っていくぞ、という高揚感の方が高かったように思います。

 

まず、やるべきことは住まいを探すこと。

そのために何度も上京する時間もお金もありません。

一回で決めると決めました。

 

さて、みなさんは何かを欲しいと思って買い物に行って見て回っているうちに、当初欲しかったはずのものと違うものを買ってしまったことはありませんか?

わたしはあります。

けれど、住まいに関してはいったん住んでしまったら、氣に入らないからといって簡単に引っ越しはできません。

自分のゆずれない条件と、ゆずれる条件。

それらをはっきりさせるために、わたしは自分の望む住まいについて紙に書き出すことにしました。

 

・光が入り、風が通ること

・周りが静かな環境であること

・裏が公園であれば、なお良い

・駅から徒歩10分程度であること

・駅から住まいまでの間にスーパーか商店街があること

・トイレとお風呂が別であること

・1DKか1LDK

・できればマンション

・収納が充実していること

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これらに家賃の上限も、もちろん決めました。大事なことです。

多いですか?

でも希望ですから、多く望んでおくことに越したことはありません。

事前にネットで大体の場所と家賃相場を調べ当たりを付けた上で、業者に連絡しておきました。

これで、準備は完了です。

先の条件を頭に叩き込んで、上京しました。

業者の方と最寄りの駅で待ち合わせて、いざ物件の下見へ。

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3件目の時です。

部屋に入ると明るい陽射し。

窓を開けたとたんに、風がスーッと流れました。

 

ここだ!

 

思いました。

ですが、家賃だけが条件に合いませんでした。

5000円オーバーです。

初任給でやりくりしていくのに、5000円のオーバーは見過ごせません。

わたしは業者の方に、正直に話しました。

 

この物件は、わたしの望みとぴったりでとても氣に入りました。

でも家賃だけが5000円オーバーしているので、借りるのは無理です。

 

すると彼は、

 

交渉の余地はあります。

 

と言って、すぐに大家さんと交渉してくれました。

大家さんは、

 

仕事で異動ですか? 大変ですねぇ

女性の一人暮らしは何かと大変でしょうから、5000円はおまけしましょう。

 

こうして、無事、わたしは望みの住まいを手に入れました。

 

住んでみてからわかった、思った以上に良かった点。

 

・裏の公園が、実は大きな児童施設内の公園だったため、外部から人が入ることがなく、静かで安心できる公園だった。

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住んでみてからわかった、しまったと思った点。

 

・エレベーターの設置義務があるのは5階建て以上だということを知らず、マンションにはついているものと思い込んでいて意識から抜け落ちていた。入居したのは4階建ての4階でエレベーターなしだった。そのため、職場の仲間と飲みに行った時も、階段を4階まで上れる体力だけは残すように氣をつけた。

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以上です。

 

次回は、引っ越しについてのお話。

 

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投稿日時: 2016年05月13日

カテゴリ: ブログ