先日の<思いつきのひと言>に書いたことを、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
まず今回は、言葉は全てであって、全てではないということについてです。
言葉が全てではないということですが、たとえば、
この言葉さえ唱えていれば、幸せになります
といって、ある言葉をひたすら唱えるだけでは、やっぱり幸せにはなれないと思うのです。
その言葉を唱えている自分の心の状態が大切だからです。
どこかで、疑いの気持ちを持ちながら唱えたところで幸せはやってきません。
けれど、心の在り方に影響を与えるという点で、言葉を唱える意味はあります。
それでは、言葉が全てといのは、どういうことでしょうか?
と聞いて思いつくのは、どんなことでしょう。
多くの人は、会話を想像するのではと思います。
つまり、人とやり取りするために使うもの。
でも、考えてみてください。
わたしたちは、何かを感じたり考えたりするときにも、言葉を使っています。
ふと心にわき上がる思い。
それも、言葉を伴っています。
あれこれと巡らす考え。
そこにも、言葉が存在しています。
つまり、わたしたちは、たとえ一人きりでいたとしても、そこには常に言葉があります。
わたしたちは、常に言葉と共にあるのです。
だからこそ、言葉は大切なのです。
言葉には、言霊というエネルギーが込められています。
言葉というより、そもそも50音の1音1音に固有のエネルギーがあり、言葉はその集合体です。
このエネルギーの捉え方が大切です。
たとえば、
光
というエネルギーに、あなたはどんなイメージを持ちますか?
暗闇を照らすもの
というイメージが、強いかなと思うのですが、果たしてそれだけでしょうか。
疲れて休みたいときの光は、あまり有り難くありませんね。
ゆっくり休むには、暗い方が落ち着きますね。
エネルギーには、いいも悪いもありません。
状況に応じた使い方が重要です。
普段、口にするだけでなく、思ったり考えたりするときにクセになっている言葉はありますか?
その言葉には、どんなエネルギーが込められており、そして、あなた自身、どんなイメージを持っていますか?
一度、じっくり振り返ってみることをおすすめします。
近々、そんな振り返りに役立つワークショップも開催する予定です。
興味のある方は、ぜひご参加ください。