とか、
とおっしゃる方が、結構おられます。
かくいうわたしも、国語という科目は
大好きで得意でもありましたが、
文法は苦手でした。
文法的に正しい文章を書いたり、
話したりはできるのに、
例えば「書く」という動詞だけを取り出して
語尾を活用させなさいと言われると、
途端にわからなくなるのです。
そこだけ切り取ってどうこうしろと言われても・・・
って、感じで。
言葉は、単独で存在しているというより、
前後の言葉たちとつながっているからこそ、
楽しいんじゃないか。
と思い、ひとり心の中で反発していました。
ただ、国語が苦手だったとか、
嫌いだったとかいう人でも、
日本語が苦手とか嫌いというわけではないと思うのです。
言葉は空気と同じで、当たり前に使っているから、
好きも嫌いもないのが本当のところかも。
けれど、言葉には、本人の思いは、もちろんのこと、
環境に関する情報や、民族や、家族・仲間の思いまでもが、
ギュッと詰め込まれているのです。
そう考えると、言葉に大いなるロマンと
無限の可能性を感じずにはいられません。
だから、その中身を知らないで、
ただ使っているだけなんてもったいない
と、わたしは思うのです。