ことば学
言葉は心。ことばは人生

自分のこととして語る

わたしはポイントカードが好きです。

日々の買い物の中で、いつの間にか貯まっていて、本の一冊も買えたりするからです。

 

 

わたしがよく行くショッピングセンターのポイントカード。

クレジット機能付きです。

クレジットで支払いをすると、ポイントの付与率が上がるので、ここで買い物をするときは必ずクレジット払いにします。

 

ただ、このカード、クレジット払いの手続きをするだけではポイントは付きません。

ポイントを付けるためには、さらにもうひと手間が必要。

 

 

先日、このショッピングセンターのレストランで食事をし、いつものようにクレジットで払いました。

支払いを終えて、エレベーターへ向かう途中で何気なくレシートを見ると、ポイントが付いていない!

 

慌てて店に戻りました。

 

まだ、わたしの支払いをしてくれた男の子がいたので、

 

すみません。

ポイントが付いてないんですけど

 

わたしは言いました。

 

すると、彼はこう言いました。

 

 

ポイント、まだ付いておりませんので、これから付けます。

 

 

???

 

 

おいおい

付いていないんじゃなくて、君が付け忘れたんだよね

 

 

思わず心の中でダメ出しをするわたし。

 

 

でも、もし、彼が、

 

 

失礼しました。

すぐにお付けします。

 

 

と言ったなら、わたしは「はい、よろしく」って感じで、スルーしてたと思います。

 

 

あるいは、

 

 

すみません、付け忘れてました~

 

 

と言ってすぐに手続してくれたなら、わたしは、笑顔で「ありがとう」と言ったでしょう。

 

 

「うるせーヤツ」と思われますか?

 

でも、言葉って、ほんのちょっとしたことで、その場を和ませもするし、

凍りつかせることもある、すごいチカラを持っていると思うから。

 

できることなら、きちんと自分に引き寄せた表現を使うようにしたいと思うのです。

 

そして、

自分のことは自分のこととして、きちんと語れる勇気を持ちたいものです。

 

 

*< ことば蔵 > では、こうしていつも人の言った言葉についてあれこれ書くわけではありません。

あくまで、言葉にまつわるあれこれを書いていく予定ですので、誤解なさいませんように~

 

投稿日時: 2017年03月6日

カテゴリ: スケジュール

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