上京する準備は、すべて整いました。
あとは、引っ越しするのみです。
東京での一人暮らしは、ちゃんとできるだろうか?
仕事は覚えられるだろうか?
職場のみなさんと仲良くできるだろうか?
心配し始めるときりがありません。
そんな、ある晩のこと。
こんな夢を見ました。
目の前に長い長い階段があります。
階段の先は、遥か彼方、雲の中です。
上った先にどんな世界が広がっているのか、
下から見上げるだけではわかりません。
ただ、空に広がる雲が虹色に輝いているので、
美しい世界があるのだろうことは想像に難くありません。
それにしてもの、長い階段です。
こんな長い階段、わたしに上りきることができるのだろうか?
夢の中で、わたしは逡巡しています。
上って行けば幸せになれそうです。
でも、あまりにも長過ぎて、途中で挫折してしまいそうです。
しばらくは空の彼方に続く階段を見上げていたのですが、心を決めました。
よし、上ろう。
わたしは、勇気を出して最初の一段に足をかけました。
次の一段
その次の一段・・・
すると、どうでしょう。
階段がエスカレーターに変わり、
音もなくスーッと上に上がっていくではありませんか。
そこで、目が覚めました。
東京での生活は、きっとうまくいく。
そう確信しました。
わたしは思うのです。
生きていれば辛いことや苦しいこともあるでしょう。
いつ、そこから抜け出せるのかと途方に暮れることもあるでしょう。
それは天(あるいは神様)があなたを試しているのです。
お前に、この階段を上る勇気はあるか?
と。
でも、勘違いしないで欲しいのです。
天が試しているのは、階段を最後まで上るかどうかではないのです。
最初の一段に足をかける勇気、それだけなのです。
目の前に困難があると、最初の一歩すら怖くて、
なかなか踏み出せませんよね。
でも、その一歩を踏み出したとき、
あなたの目の前の階段は、きっとエスカレーターに変わります。
そして、あなたをあなたの行きたい場所へと、きっと運んでくれます。
わたしは、そう信じています。
投稿日時: 2016年05月25日
カテゴリ: ブログ