財団の面接を受けたのは年末でした。
年が明けてから、わたしは京都へ気晴らしの旅行に行きました。
京都に着いたその足で、まず向かったのは八坂神社です。
すでに1月中旬になってはいましたが、まだ1月なので初詣をさせていただこうと考えたからです。
子どもの頃からおみくじを引くのが大好きでした。
神社に行くと必ずと言っていいほどおみくじを引きます。
そういえば、昔、友人たちと京都へ来た際に、わたしの引くおみくじ、引くおみくじ、すべてが『凶』で、落ち込むより先にみんなのほうが、「こんなの氣にすることないよ」「そうよ、そうよ、たかがおみくじだよ」と、口々に慰めてくれたことがありましたっけ。
初詣でもあるし、これまで色々あったし
というわけで、その時もお参りを済ませたあとで、おみくじを引きました。
それが、なんと『1番大吉』
これまで数えきれないくらいおみくじを引いてきたわたしですが、1番はさすがに初めてでした。
やっぱり1番は、物事の始まりで大吉なんだ~
妙に感心しながらホテルへと向かって歩いていたら、ポケットの中の携帯電話が鳴りました。
出ると、派遣元の上司からでした。
おめでとう! 採用が決まったよ!!
驚きました。
だって、おみくじで1番を引いたと思ったら、採用決定の電話です。
こんなことって、あるんだな
そのあと、しみじみとした気分になりました。
喜びというより、新しい仕事、新しい住まい、そして新しい人生が始まるのだ。
そんな思いで胸はいっぱいでした。
ようやく、トンネルを抜けた。
そう思いました。
投稿日時: 2016年05月11日
カテゴリ: ブログ