高校に入ってからのわたしは、勉強よりも部活動に熱心でした。
以前にも書きましたが、中学3年の秋に父が入院してから亡くなるまでの4ヶ月間が、あまりに緊張感に溢れていたためか、高校に入った途端、緊張の糸がプツンと切れてしまって、どうにもなりませんでした。
結果、行きたいと望んだ大学に落ち、最寄り?の短大に通うことになったのでした。
高校時代の3年間、自分は一体なにをしていたんだろう…
全く行く気がなくて、下見にすら行かなかった短大です。
おかげで、入試当日迷子になりました。
入学試験よりも体操のテレビ中継を優先させたほどに、なめていた短大です。
そこに通わざるを得なくなったわたしの気持ちは、大げさでなく筆舌に尽くしがたいものでした。
短大の入学手続きに向かう道すがら、わたしは情けなさと悔しさと惨めさで泣きそうでした。
生まれて初めて味わう大きな挫折感でした・・・
でも・・・
自業自得です。
自分の生き方が、自分に返ってきただけのこと。
受け入れるしかありません。
さて、入学式の朝。
ふと、こんな思いが自分の内側から湧いてきました。
嫌々通っても2年。
楽しく過ごしても2年。
同じ2年なら楽しく過ごそう。
その思いは、不思議なくらい自分自身にしっくりと馴染みました。
すると、元気が出てきました。
わたしは、笑顔で入学式に出席。
その日のうちに、友人ができたのでした。
投稿日時: 2015年12月10日
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