わたしには、かねてより
ぜひ、ここには行きたい!
と思う所がいくつかあります。
そのうちの一つ高千穂に、今回ようやく行くことができました。
これまでも、何度か行こうと思ったことがあるのですが、10年ほど前に夫と話し合って車を持たない生活を選択していたので、公共の交通機関の整っている所でないと、なかなか行く気になれなかったのです。
今回、ちょうど希望に合ったツアーがあったので、喜び勇んで申し込み、今回の旅となりました。
少しぜいたくなツアーですが、せっかくの高千穂なので、奮発しました。
羽田空港から熊本に入り、そこからバスで移動です。
まず向かったのは国見ケ丘。
ここは早朝の雲海で有名なところだそうです。
晴天の中、美しい眺めと爽やかな空気を楽しみ、いよいよ高千穂へ向かいます。
お宿は、神呂木の庄 神仙。
大浴場はなく、各部屋に24時間入れるラジウム温泉の露天風呂が付いています。
お料理はお食事処でいただくのですが、毎回お部屋が変わり、それぞれ違う趣で楽しむことができました。
殿様気分の、こんな部屋も。
夜は、高千穂神社での夜神楽見学。
観光客向けに毎晩開催されています。
本来は、一晩かけて33番を演じるそうですが、こちらで毎晩開催されているのは、観光客向けにわかりやすい4つの場面で構成されたものです。
客席に降りてきてもくれます。
こちらに来る前の晩、不思議な夢を見ました。
~ ~ ~ ~ ~
わたしは、まるで山伏のように夜の山を、仲間とともに駆けています。
暗いトンネルや、断崖絶壁の際を、ものすごいスピードで走ってゆくのです。
そんな勇気などを試されるようなポイントがいくつもあり、最後の関門は長いロープをよじ登るというものでした。
わたしは、仲間が差し出してくれた手につかまって無事上ることができました。
そのとき、手を貸してくれた仲間が、
ありがとう、踊り子
と言ったのです。
その仲間の(顔はわからないのですが)爽やかな青年っぽい声と、手を貸してもらったのはわたしの方なのに、なぜ「ありがとう」と言われたのか、なぜ『踊り子』と呼ばれたのか。
それらのことが、目が覚めてから気になって気になって……
けれど、昔わたしにはアマノウズメがついていると言われたことがあることと、今回の高千穂旅行のこととを考え合わせると、腑に落ちる感じがしました。
なので、2番目のアマノウズメの舞では緊張しちゃいましたよ。
一時間ほどの夜神楽が終わり部屋に戻ると、こんなお夜食が…
普段、夜食は食べないのですが、ついつい食べてしまいました。
そのあとは、ゆっくり温泉に浸かり、移動疲れもあったのでしょう、朝まで爆睡しました。