2019年の12月に浦安市の小学校で『ことばの授業』というのをさせていただきました。
参加されたのは、小学5年生約130名と担任の先生方の他に、校長先生に教頭先生、それからこの授業に興味を持った父兄の方々。
実は、この授業が終わってから校長室で、校長先生と少しお話をさせていただいたのですが……
もう少し、この言葉は使ってはいけないとか、そんなお話をしていただけると良かったですね。
と、言われたのでした。
わたしの講座やワークショップの基本的なスタンスは、

日本語だけが素晴らしいわけではない

言葉はエネルギーの塊であって、よくも悪くもない。

言葉のエネルギーの使い方は、その言葉を発する人次第。
というものです。
あの言葉は良くない
この言葉はいい
と選別するのが目的ではないのです。
いくら「この言葉を使ってはいけません」と言ったところで、言葉で人を傷つけたい人は、別の言葉を探すでしょう。
そうではなくて、言葉の話を通して人の心に働きかける。
それが、わたしの理想です。