48.おわりに

2015年4月から始めた連載プロフィールも、いよいよ最終回です。

 

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

わたしは、これまでの人生を振り返って、本当によくここまで這い上がってきたなと思います。

 

何度も何度も、もうダメだと思いました。

 

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でも、なぜか、自分を諦める氣にだけはなりませんでした。

ダメだと思った次の瞬間には、

 

じゃあ、どうすればいい !?

 

と考え始めていたような氣がします。

 

人は、いつも種を蒔いています。

 

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自分にとって美味しい果実がなると予想される種は、意識的に蒔いて大切に育てます。

 

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無意識のうちに蒔いてしまっている種も、もちろんあります。

そんな種も、芽を出し育っていきます。

そして、自分の好みには合わない、苦い実や、渋い実をつけたり…

 

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でも、それもまた、元々は自分が蒔いた種。

自分が刈り取るしかないのです。

 

 

 

その覚悟ができるかできないかで、その後の人生の流れが大きく変わるような氣がします。

それは、つまり、他の誰が見棄てても、自分だけは絶対に自分を見棄てないということ。

 

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自分の人生を振り返ってみて、

 

あのとき、こうすればよかったか?

あのとき、ああしておけば、どうなっていただろう?

 

何度も考えました。

 

それでも、やっぱり、わたしはこの人生しか選ばなかったと思います。

どんなに遠回りしても、どんなに無駄なことの積み重ねであったとしても、

やっぱり、わたしはこの人生が好きだし、こんな人生を生きてきた自分が好きです。

 

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一人の人間の、愚にも付かない人生のお話を、ずっと読み続けてくださった皆さまに、心からお礼申し上げます。

 

本当にありがとうございました。

    (終)

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47.『 書く 』 ということ

 先月から『 文芸の道 』という連載を新たに始めました。

その中で、いずれ詳しく書く予定ですが、前の結婚でとても苦かったとき、わたしには『 書く 』ということがありました。

 

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小説の登場人物たちに、消化できない思いを投影させることで、何とか息をすることができていたように思います。

『 書く 』 ことで癒されていたのです。

 

まさに『 書く 』という行為には、そんな効果があります。

 

 

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書くのは日記でも、ブログでも構いません。

紙の上に(パソコンの画面に)落としていく。

そんな感じでいいのです。

 

心の中で考えているだけだと、いつまでも考えがまとまらず堂々巡りをしてしまいがちです。

 

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けれど、書き出すことで堂々巡りに歯止めがかかります。

書き出したものを読むことで、客観的に見たり考えたりすることができるようになります。

 

すると、

 

じゃあ、どうすればいいのだろう

 

と、前に進む力が湧いてきます。

 

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書いている本人が癒されながら、読んでくださる方の心も癒せたなら、

こんな素晴らしいことはありません。

そんな幸せなことはありません。

 

『 書く 』ことに出会えた喜びを、今改めてかみしめています。

 

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46.『 思い出す 』 ということ

わたしは、わたしが経験したことと同じようなことで悩んだり、迷ったり、苦しんだりしている人の役に立てればいいなと思っています。

そのためには、まずわたしの人生を知ってもらうことが必要だと考えました。

それが、この連載を始めた一番の理由です。

思い出しながら書き、書きながら、また思い出し・・・

本当は、もっと早く書き上げる予定だったのに、ずいぶんと時間がかかってしまいました。

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忘れてしまっていたこと

忘れたつもりになっていたこと

忘れたかったこと

 

そんな思い出の数々・・・

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特に、辛かったことや苦しかった出来事を思い出すのは、想像以上に大変な作業でした。

 

自分の心の中で処理できずにクチャクチャッと丸めてそのあたりに突っ込んでいた出来事や思いを、

 

いったん取り出し

皺を伸ばし

風を通し

陽の光に当て

きちんと畳み直し

しかるべき場所にしまう

 

そんな繰り返しだったように思います。

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恐る恐る取り出してみたり

ものすごい埃にむせたこともありました

 

けれど風を通し、陽の光に当てると、辛いことも悲しいことも、そして嬉しかったことや楽しかったことも、どれもが『等しく』思い出なのでした。

どれもが、紛れもなくわたしの人生なのでした。

一つ残らず、今のわたしを形作っているのでした。

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