かつて、小説を書いていた頃、わたしはペンネームを使っていました。
本名のままだと自由に書けない氣がしたからです。
その後、セラピストとして活動を始めた時も、ペンネームを使い慣れていたこともあり、セラピスト名を使用。
*ペンネームをそのまま使わなかったのは、ペンネームが前の結婚時の本名をもじったものだったからです。
小説ってペンネームで書いている人が多いので、たとえば賞金とか原稿料の振り込みを本名の口座に振り込んでいただいたり、郵便を本名で送っていただくことにも、何の不自然さも違和感も感じていませんでした。
また、基本的に作品だけが外に出ていく感じなので、ペンネームと本名の使い分けも、特に考える必要がありませんでした。
ところが、セラピストとして活動を始めてからは、たとえば参加費を銀行口座に振り込んでいただくときの口座は本名のものですし、もちろんセラピスト名では郵便も届きません。
また、初めてお会いする方にも、本名とセラピスト名のどちらでご挨拶しようか、両方の名前をお伝えしておいた方がいいかしらとか、悩む場面が出てきました。
これが、わたしにとっては意外とストレスで……
その後、ことだま講座を本格的に始めるにあたり、名前をどうしようか悩みました。
そして出した結論は、
本名をひらがな表記にする
というものでした。
そもそも ≪ ことだま ≫ は、一音一音に込められたエネルギーなので、ひらがな表記が一番しっくりくるのです。
*ひらがなは曲線が多いので、漢字やカタカナよりエネルギーが高いとも言われています。
そのうえ、本名をひらがな表記にしただけなので、郵便は問題なく届きますし、銀行口座へ振り込んでいただく時にも違和感がありません。
かくして、ひらがな表記にしてから、わたしのストレスはゼロとなりました。
前回に続いて、今回は、
をお送りします。
ごとうゆみこのところでも書きましたが、
数霊は、一音一音それぞれに個別の数が振り当てられています。
それらを合計して数霊を見ます。
《あけと》の合計は
みなもとの響きにつながる数霊。
礼を尽くし、祖先を敬い、国を敬い、神を敬う。
その心根に向かうべくのエネルギーを持っている。
≪あけと流ことだま講座≫は、
古より日本人が意識的にせよ無意識的にせよ、信じてきた≪ことだま≫について、
様々な角度からお伝えし、使いこなせるようになっていただくことを中心に、
ひらがな・カタカナ・漢字についてのお話もさせていただいています。
そこには、
わたしの思いがあります。
それは、とりもなおさず礼を尽くすことであり、
祖先を敬うことであり、言葉に宿る神を敬うことでもあるのです。
あれ、
国を敬う
が抜けている。
氣がついちゃいました?
講座の中でもお話ししていますが、わたしは、言葉という観点から言えば、この地球上には、地域や民族は存在するけど、『国の存在』というのには、少し疑問符がつきます。
なぜなら、『国』というのは、後から人が作ったものだからです。
戦争で勝手に国境を決めちゃったりね。
ただ、島国で、基本的には単一民族で構成されており、
一度も言葉を奪われたことのない日本人にとっては、
という公式が成り立ちます。
これは、世界的に見ても、実に稀有なことです。
そして、日本語もまた世界の言語の中では、極めて稀有な言語なのです。
この日本という稀有な島国に生まれ
日本語を母語として使う意味について、
ぜひ一度じっくり考えていただければと思います。