アフリカンな日々 その7

ジンバブエのゲームサファリで感じたことは、『命』です。

 

自然の摂理の中で生きる野生動物たちの姿は、荘厳で神々しささえ感じられました。

広大な大自然の大地の上で、生きることと真剣に向き合いながら生きる動物たち。

けれど、その様子はあくまで長閑で、時にユーモラスでもありました。

 

『命』を繋ぐこと。

自らの命と、種の命。

そのために、いただく他の動物の命。

都会で暮らすわたしたちが、うっかり忘れがちなこと。

わたしたちの命も、他の命によって繋がせていただいているのです。

 

そのことに改めて氣づかせてくれた野生に暮らす動物たちには、本当に感謝です。

 

 

 

さて、飛行機に乗ってヨハネスブルクに戻り、すぐにバスに乗り換えてブレトリアという街に移動しました。

ヨハネスブルクは、今世界一番危険な場所と言われているそうです。

元々いたマフィアと中国マフィアが幅をきかせていて、観光バスに乗っていても襲われることがあるとのこと。

というわけで、ヨハネスブルクでは空港から速やかに観光バスに乗り、一目散に移動です。

 

 

 

ブレトリアにはネルソンマンデラ氏の大きな銅像が建っています。

 


 

南アフリカといえば、わたしたちの脳裏に浮かぶのは、ほんの20数年前まで行われいたアパルトヘイトではないでしょうか?

 

今回、ブレトリアから付いてくださった現地ガイドの方は、そもそもはアパルトヘイトの取材のために南アフリカへ来て、そのまま住み着いた日本人男性です。

きっと、アパルトヘイト後の南アフリカの行く末も見守りたかったのではないでしょうか。

そんなわけで、彼から詳しくアパルトヘイトについて教えていただけたのも、今回の旅行の大きな収穫でした。

 

人が人を差別するなんて、やっぱりあってはいけないことだと思うのです。

 

 

 

ですが、このブログの世界では、皆様に美しい花を見ていただきたいと思います。

 


ジャカランダです。

 

日本で言うと桜のような存在でしょうか。

木の大きさや雰囲気も似ています。

けれど桜より開花期間が長く、散るときも花びらではなく、蕾ごと落ちます。

 

今回のツアーは、このジャカランダの花を見るもの、目玉の一つでした。

 


本当にこうやって落ちていたのです。

かわいいなと思って写してみました。

 

 

 

 

アフリカンな日々 その6

 


 

彼が手に持っているのは、ハイエナの糞です。

まるで、動物の骨のように見えます。

ハイエナは、固い歯と顎で、死んだ動物の骨まで食べてしまうんだそうです。

それで、余分な成分が糞となって排泄され、それをカルシウム不足の他の動物が食べるのだそうです。

自然というのは、なんと見事に回っているのでしょう。

人間だけが、不自然にサイクルを乱しているようです。

 

他にも薬代わりの木の皮とか草とかも教えてくれました。

日本でも、昔は同じようなことをしていましたね。

自然の恵みは、偉大です。

 

 

さて、早朝のゲームサファリでは、こんなミラクルも……

 

昨日同様、他の車から今度はオスライオン発見との知らせ。

わたしたちも慣れたもの。

再びバーをしっかり握り、疾走する車に身を任せます。

 

やはりライオンは、オスに限る?

 

たてがみが風格を感じさせます。

 

 

百獣の王だな~

 

思わず、うっとり。

 

 

早朝のゲームサファリを終えてバンガローに戻ると、さらなるミラクルが…

 

部屋は掃除の真っ最中。

 

気にせす掃除を続けていただいていたら、スタッフの青年が、

 

 

マダム、マダム

 

 

と呼び掛けます。

 

 

なんですか?

 

 

と聞き返すと、

 

 

ごみ箱にサンダルが捨ててあったが

 

と。

 

 

実は、アフリカへ来る前に日本で買った、バックベルトのビニールサンダル。

ちゃんと試し履きしたはずなのに、いざ履いて歩いたら脱げてしまう…
(わたしの足は幅が狭い上に踵も細い)

で、脱げてしまうサンダルを持ち帰ってもと思い、残念だけど捨ててしまおうとごみ箱に入れておいたのです。

 

彼が言うには、自分の妻にこのサンダルをあげたいのだが、いいか?と。

 

 

もちろん!!

 

 

わたしは、とても嬉しかった。

 

 

ちなみに、ジンバブエ人の彼の奥さんは、靴を一足も持っていないんだそうです。


そして、サイズもピッタリだそうで…

 

わたしは、自分の捨てたものを与えるのではなく、役に立てて嬉しいことを伝えたかったので、夫に代わりに伝えてもらいました。

(だって、わたし英語で何て言ったらいいのか、わからなかったので)

 

 

とても、幸せな朝。

そして、彼のお掃除中に部屋に戻らなければ、こんなことは起きなかった。

 

彼らは、ごみ箱に捨ててあるものでも、勝手に私物化してはいけないそうで、念のために、夫がよく働いてくれた彼に、感謝の気持ちを込めてサンダルをプレゼントするという手紙も書いてくれたので、一緒に渡しました。

 

 

彼が一緒に写真を撮ってくれというので、記念に一枚。

 

 

メールアドレスを教えてくれたら写真を送るよと言うと、彼はスマホやパソコンの類は持っていないので郵便で自宅に送ってほしいとのこと。

 

それで、住所を書いてもらったのだけど、見てみると、なんと彼の名前はFuture。

 

 

 

あなたは、なんて素敵な名前なの!!

 

わたしと夫は大喜びで彼に伝え、後日日本に戻ったら写真を送ると約束したのでした。

 

 

ラッキー7のバンガローに泊まり、雄ライオンにまで遭遇。

さらには、Futureくんと出合うというミラクルの連続。

 

続くブルートレインの部屋ナンバーは…?

 

 

アフリカンな日々 その5

夕方のゲームサファリでは、こんな美しい光景が見られます。

 

360度見渡す限り、人工の灯りが見えません。

 

この日の夜は、 素晴らしい星空も。

 

満天の星空とは、こういうことを言うのかと初めて思いました。

 

また、わたしはプラネタリウム以外で、初めて天の川をはっきりとくっきり見ました。

 

初めて尽くしのアフリカです。

 

初めてといえば、暗闇に無数の光る目。

インパラの群れです。

わたしたちの車のライトに驚いて一斉に跳び跳ねて闇の中へと去っていきましたが、その跳躍の素晴らしいこと。

思わず、

 

10点

10点

10点

 

と叫びたくなるほど。

 

インパラは動きがすばしっこいので、カメラに収めることができませんでしたが、貴重な一枚。


 

 

 

それからシマウマの群れ。

 

美しいです。

さて、この日のゲームサファリは、計4台のランドクルーザーがわたしたちのようなゲストを乗せて、サファリに散っていました。

 

4台が違うルートを走り、互いにどこにどんな動物がいるか連絡を取り合うことで、ゲストが多くの動物に会えるように工夫しているのです。

 

夕方のサファリでのティータイムを楽しんでいると、他の車から連絡が入りました。

 

メスライオンがいるというのです。

 

わたしたちは急いでお茶を飲み干すと、スタッフが手早く片付け、出発。

 

いうもなら車前方の特別席に座る、動物発見係の彼も助手席に。

 

マジだ

 

と思いました。

これから遭遇できるであろう場面は、マジですごくて、マジで危険な場面なのです。

 

 

車は連絡をもらった場所へ突っ走ります。

 

この車、こんなにスピードが出るんだ!

 

と感心するほど。

それまでは、動物を探しながらだったので、ゆっくり走っていたのです。

前の座席に着いているバーに、しっかり掴まっていないと振り落とされそうです。

 

やがて車はスピードを落とし、そっと草むらに入って行きました。

 

そこには、すでに他の3台が到着していました。

 

ライオンに氣づかれないように、そっとカメラを構えシャッターを切ります。

 

カシャッ

 

シャッター音にも、ヒヤッとしました。

 

 

いたのは、メスのライオンが6頭。

ですが、わたしが確認できたのは4頭だけでした。

 

何せ相手はライオン。

大きな声で、

 

あそこ、あそこ

 

と居場所を教えてもらうわけにもいきません。

 

どこ、どこ?

 

と立ち上がって探すこともできません。

 

互いに声を潜めて、ジェスチャーで教え合います。

 

サファリ一日目で、ゾウ、キリン、バッファロー、インパラ、そしてメスライオンにまで遭遇できたのは、かなりなラッキーだそうです。

 

バンガローに戻ると、窓の向こうに可愛らしいお客さまが。

 

 

ベルベットモンキーというのだそうです。

類人猿からの猿好き夫は、コミュニケーションをとろうと一生懸命でしたが、見ているこちらは可笑しくて……