《語感辞典作り》のモニター開催

新たに始めようと思っているワークショップ
 
 
 
みんなで作ろう語感辞典
 
 
 
を、モニター開催させていただきます。
 
 
 
 
 
開催してくださるのは、
 
 
 
ママがつながる
おしゃべりカフェ彩
~いろどり~
 
 
 
さん。
 
 
 
 
活動内容は、
 
 
 
 
 
 
こちらで、春休みに親子で参加出来る
特別企画として開催させていただくことに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わたしの作った案内文を、
彩のメンバーさんが、
上手に仕上げてくださいましたので、
こちらに抜粋をご紹介させていただきます。
 
 
 
 
流れ星  流れ星  流れ星
 
 
 
日本語はとても奥深い言語で、
ひとつの意味の単語でも
様々な言い回しがあったり、
世界一美しい言語とも言われています。
 
 
 
『愛』という言葉を、
『愛』という言葉を使わずに
表現するとしたら、
あなたはどんな風に表現しますか?
 
 
 
自分の中にある言葉の感性を使って、
自由に表現してみましょう♪
 
 
 
今まで気づかなかった言葉の美しさや、
自分の豊かな感性に気付くことでしょう。
 
 
 
お子さんの国語力アップにつながるかも♡
 
 
親子で参加することで、
お子さんの感性の豊かさに
驚くかもしれませんね♡♡
 
 
 
心と頭をほぐして
センスフルな時間をお過ごしください。
 
 
子供の頃から素敵な言葉、
素敵な日本語の良さに触れることは、
外国語を習うのと同じくらい
大切なことなのではないかと思います。
 
 
 
 
流れ星  流れ星  流れ星
 
 
 
 
モニター開催、
今から楽しみです🎵
 
 
 
そして、モニター開催後、
内容の見直しをして、
4月後半より順次開催予定です。
 
 
 
出張開催もいたします。
 
 
 

「マリンブルーな季節 2019」 5

   
   5

 

「大丈夫か?  いきなり転ぶわ泣き出すわ。訳わからんて。子どもか。とにかく、早よ乗れや」

 手を差し出すでもなく、そそくさと車に乗り込む哲也。

「哲ちゃん、相変わらずやね」

 ワンピースの裾の砂を払い、助手席に座りながら、真奈子は言った。

 私は今日、初めての帰省をしてきたのに、家には誰もいなくて、自分で鍵を開けて家に入ったの。家族は誰も私のことなど、気になんてしていないのよ。

 心の中の言葉は、しかし発せられることはなかった。

「オレ、 今、地元のビジネス専門学校の観光科に通うてんのや。それでな、調理師の免許も取ろう思うて、調理師学校にも通ってるんやで」

 気配を察したのか、哲也は真奈子のことには触れず、自分のことを話し始めた。兄の生前、あんなにもヨットで世界を目指す夢に夢中だった哲也の口から、民宿の経営に懸ける夢が語られ続けた。

 夢を語る人の顔が、実はとても美しいことに、真奈子は初めて気がついた。

 やがて車が家に着いた。車から降りようとする真奈子を見て、哲也が言った。

「じゃあ、またな。にしても、おまえ、その格好」

 先ほど浜辺で転んだ際に濡れたスカートが、乾いてごわごわになっていた。

「東京へ行って、少しはおしゃれになったかと思ってたのになあ」

 哲也の言葉に、急に恥ずかしさが込み上げてきた。

「うるさいな。どんな格好してようと、私の勝手や」

 思わず尖った声が口から出た。

「なんや、その言い草は。おばさんから今日帰ってくるって聞いたから、わざわざ迎えに行ってやろうとしてたのに」

「誰も迎えに来てなんて、頼んどらへん。時間だって、全然違っとったし…… 大体哲ちゃんなんかねえ」

「なんや、オレが、オレがどうかしたんか」

 心とは裏腹の言葉が溢れ出る。

「哲ちゃんなんか……。哲ちゃんみたい、簡単に自分の夢変えられる人なんかと、話なんてしたくもないわ」

「は? な、なんやて」

「あんなにヨットで世界を目指すって、言ってたくせに。お兄ちゃんが死んだ途端に、民宿継ぐって。なんやの、それ。夢って何。夢って、そんなに簡単に変えられるもんなん」

 しまったと思う間もなく、言葉が口から転がり落ちていた。

 哲也が黙り込む。真奈子は気まずさをこらえて、じっと哲也の出方を伺った。

「夢、夢って。ヨットだけが人生か」

 真奈子を睨むようにして、哲也が低い声で言った。

「真一は死んだ。もう、おらんのや」

 再び黙り込む。沈黙にこらえきれず、真奈子が言った。

「もう、ええよ。あんたみたい、簡単に自分の夢、取っ替えるような男、最低や。世の中にはねぇ、どんなに苦労しても諦めずに、必死で夢を追い続けてる人間だって、いっぱいおるんやに」

 乱暴に車のドアを閉める。

「どんな人生生きようと、俺の勝手や」

 言うや否や、車を急発進させて哲也は去っていった。

 その時、玄関が開いて、母が顔を出した。

「誰や、大声出して。あれ、真奈子。あんた、カバンだけ置いて、どこ行っとったん。今の哲ちゃんやろ。どうしたん」

 母の問いかけに応えることもなく、真奈子は自分の部屋に駆け上がった。

 

 何もかもが、自分のことだった。哲也にではなく、自分にこそ向けた言葉なのだった。

 ひねくれもんの辻褄あわせ。

 

 真奈子は恥ずかしさと情けなさとで、心が痺れるほどの痛みを感じた。

 

 

こぼれ話

「マリンブルーな季節 2019」という小説の連載を始めています。

これは、今から20年も前に書いた作品です。

 

今回、手を入れて連載するにあたり、読み返しているわけですが、

 

あ~、やっぱり

この作品、好きだなぁ❤️

 

と思います。

 

「お由布」のときも、そうだったけど(^-^ゞ

 

でなきゃ、20年も経って、また書き直してまで発表しようとは思いません。

 

今回は、題名に「2019」と敢えて付けました。

 

話の大筋は変わりませんが、細かな街の描写が現代と合っているか

確認しながら書いています。

 

が……

 

なにせ、わたし自身が古い人間なので、

現代と合っているかに、気がつけるかどうか……?

 

それでも、心を込めて書いています。

 

これまでは比較的短めの文章でしたが、ここからは、少し長目の文章となります。

 

あまり短いと、流れが切れて、勢いがなくなるかなと思いまして。

 

どうぞ、これからも、よろしくお願いします。