なぜ、言靈ワークショップなの?

電車などに乗っていると、外国語のスクールの広告をよく見かけます。

某企業が社内公用語を英語にしたとして話題になったこともありました。

学校教育の現場でも、少しでも早い段階から英語を身につけさせようとの取り組みが行われているようです。

 

さて、それらは、すべて言葉の『伝える』という側面に焦点を当てた、つまり『道具』としての言葉に関すること。

わたしたちが学校の授業で学んだ『国語』も、また『道具』としての日本語の授業でした。

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けれど、言葉には、『道具』としての側面のほかに、もう一つとても大切な側面を持っています。

それは、『文化』という側面です。

 

世界には約3000の言語があると言われています。

なぜでしょう?

それぞれの場所や地域によって環境が違うからです。

環境が違えば、そこで生活する人々の感性も違います。

だから、そこから紡ぎ出される言葉も違ってくるのは当然です。

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わたちたちは、ともすれば言葉を伝達のための手段=道具のみと捉えがちです。

しかし、言葉にはそれ以前に文化としての重要な側面があるのです。

 

わたしは、主に『言靈ワークショップ』という名称で、日本語に関するワークショップを各地で開催していますが、これは文化としての日本語にもっと目を向けて欲しいと思っているからです。

 

わたしのしていることは、普通に日本で暮らしている圧倒的大多数の日本人にはなかなか理解していただけないかもしれません。

でも、わたしは、なにより日本語が好き。

そして、他の国の人々もきっと、自分の国の言葉が大好きだと思うから。

だから、日本人のわたしは日本語の素晴らしさを、微力ながらも伝えていければと思っています。

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お勉強~

昨日・今日と、今月末にニューヨークで開催するワークショップ『日本語の素晴しさ再発見』に向けて、資料の見直し中です。

 

これまでも、東京はもちろん神奈川や京都で、言靈ワークショップとして開催してきましたが、実は毎回中身が少しずつ変わっているのですよ

 

なぜなら、参加される方たちの顔ぶれによって、あるいは、わたし自身新しく仕入れたネタ?があれば、それも新たに加えているからです。

 

その作業も、また、日本語フェチのわたしにとっては楽しい時間でして・・・

 

というわけで、昔勉強した日本語教師養成講座の参考書を再び引っ張り出してきたり、昨年秋に受講した『日本語の考古学』の参考図書を読み直したりしています。

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そして、ニューヨークのワークショップが終わったら、その経験をもとに、さらに内容をバージョンアップ…

 

日本語の世界が、どんどん広がる~

わたしがワークショップを始めた訳

わたしは学者ではありません。

なのに、わたしのワークショップやセミナーには、言語学や音声学、そして音相学といった学問が散りばめられています。

 

プロフィールでも触れていますが、わたしは本に囲まれて育ちました。

  連載プロフィールもくじは、こちらから

 

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そんなわたしは中学生になるまで本屋で本を買って読んだことがありません。

買わなくても家にいくらでも読みたいと思える本があったからです。

シートン動物記

怪盗ルパン全集

といったシリーズ物から、

秘密の花園

小公女

若草物語

etc.

 

改めて見てみると翻訳物が多いですね。

世界文学全集と並んで日本文学全集もあったのですが、なんとなくカビ臭いイメージがあって読まなかったようです~

中学生になると遠藤周作の狐狸庵シリーズや、北杜夫のドクトルマンボウのシリーズが面白かったですね。

 

さて、小学生の頃のわたしの趣味は、国語辞典をひくことと、教科書の音読です。

国語辞典をひくといのは、まず教科書をざっと読んで、読めない漢字や意味のわからない言葉に赤線をどんどん引いていき、それをノートに書き出して、片っ端から辞書で調べていくのです。

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教科書の音読は上手く読めれば自分だけでなく、聞いている人も喜んでくれると同時に、耳に心地良かったからだと思います。

 

つまり、小学生にして、すでに日本語の魅力に取りつかれてしまったわけです。

 

で、何で、それがワークショップやセミナーになるの?

 

ですよね~

 

わたしも、じっくり考えてみました。

 

この続きは、次回に