ご感想について ③

 

お由布が包丁で自害しようとしたところが、この小説のクライマックスですが、

その後の清之助の素っ気ない態度で、まるでなかった事の様に過ぎて行く。

読者としては少し物足りないところですが、それが筆者としての狙いだったかも知れません。

 

もし、クライマックスのシーンで、清之助が、

 

 

お由布、なぜこんなことをしたんだ!

 

 

と、問うことができたなら、この小説の展開も、また違ったものになったのだろうと思います。

 

 

という書き方をすると、

 

 

自分で書いているのに、他人事のような言い方だな

 

 

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

この感覚については、少し説明が難しいのですが……

 

確かに、登場人物の設定は、当然ですが、わたしがしています。

 

話の展開も。

 

 

だからといって、ストーリーのすべてを、わたしにコントロールできているわけではありません。

 

 

小説を書き始めると、登場人物たちが、それぞれに生き生きと動き始めます。

 

そうなるとしめたもので、わたしは、ひたすら彼らを観察し、描写していきます。

 

 

そういうときが、一番楽しい。

 

 

 

作品を書いていて、途中で煮詰まってしまうとき。

 

 

そんな時は無理に書き進めず、人物設定にまで戻ります。

 

 

そして、今一度丁寧に設定し直します。

 

すると、スムーズに動いていくようになる。

 

そんな経験が何度もあります。

 

 

 清之助だけでなく、お由布もまた、素直に語ることができたなら、

この夫婦も仲のよい夫婦になれたはず。

 

でも、なれなかった。

 

それは何故なのか?

じっくり考えてみるのも、楽しいですね。

 

 

思いつきのひと言

なぜだろう。

 

わたしが39歳で離婚をして、40過ぎて仕事を見つけて東京へ出てきたと言うと、

 

強いね

 

と、言う人がいる。

 

その

 

強いね

 

という言葉に、微妙に傷つく自分がいる。

 

でも、だからこそ、人の話をそういうひと言で、片付けるようなことはしないでおこうと思う。

「平和への祈り」コンサート

 

今年も、身曾岐神社で開催された

 

「平和への祈り」コンサート

 

に行ってきました。

 

 

出演者は、雅楽の東儀秀樹さん、ヴァイオリンの古澤巌さん、

 

そして、アコーディオンのcobaさんという超一流揃い。

 

 

この3人が、楽しいトークを交えながら、その腕を披露するのです。

 

それも、身曾岐神社の能舞台で。

 

素晴らしくないわけがありません。

 

開演が午後5時から。

次第に暮れ行く屋外でのコンサートは、

都会のホールでは味わえない独特の空気感があり、そこが大好きです。

 

 

そして、今年はなんと、第一部の最後の曲で、写真撮影オッケーとなったのです。

こんなこと、このコンサートのみならず、どこでもあり得ないこと。

 

おかげで、こんな素敵な写真が撮れました。

 

 

 

休憩の後の第二部。

 

どんどん盛り上がっていき、

アンコールの時には、とうとう雷が鳴り出しました。

 

 

雨が振り出すギリギリで、コンサートは無事終了し、

ホテルへと戻ることができました。

 

 

コンサートが始まる頃の空。