26.離婚の話 後日談

あとは、向こう(夫)が死ぬのを待つだけだ

 

と言った友人のその後です。

 

数年前、彼女も交えた仲間で約20年ぶりに集まりました。

彼女は言いました。

彼女の夫は心を病んで、お医者さんに処方された大量の薬をビールで流し込む日々を送っていると。

夫婦の会話もなく、今回の集まりにも、泊りがけであるにも関わらず、冷蔵庫にメモを貼っただけで出かけてきたとのこと。

364b61a4255dec4fe3324727865ce351_s

確かに、彼女の望み通りになりました。

夫は死んだのです。

ただし、死んだのは心の方でした。

 

だから、あの時、離婚しておけば良かったのに

 

ということを言いたいのではありません。

なぜなら、そうなったのは、離婚しなかったことそのものが原因ではないからです。

 

離婚に限らず、人生では何度か岐路に立たされることがあります。

そんな時は、

 

自分がどうありたいか。

どんな人生を生きたいか。

 

といったことを、じっくり考える機会なのです。

それは、とりもなおさず自分を大切にすることだから。

自分とじっくり向き合って、ありたい自分の姿、進みたい人生の道のりについて考えたなら、どんな結論を出そうといいのです。

あとは、信じて生きるだけです。

 

◎◎◎  ⏪ 前     続き ⏩ ●●●

25.離婚の話

今から20年近く前のことです。

わたしの友人が、幼子二人を連れて離婚をすると言い出しました。

すったもんだの挙げ句、結局元の鞘に納まることになった時、彼女は、ふとこう呟いたのです。

 

あとは、向こう(夫)が早く死ぬのを待つだけだ

 

ゾッとしました。

b930922c08535e97cba899ac9c7fe6be_s

数年後、わたしは結婚生活に耐えきれず少しノイローゼのようになっていました。

その時、ふとこんな思いが頭をもたげてきたのです。

 

向こう(夫)が、事故かなにかで死なないかな

 

次の瞬間、わたしはかつての友人の言葉を聞いた時の自分を思い出しました。

そして、

 

人が死ぬのを待つような人生は生きたくない

 

と思いました。

もしかしたら、それが具体的な現実問題として離婚を考えた最初だったかもしれません。

 

その後、わたしは本当に離婚しました。

39歳でした。

 

例え仕事を掛け持ちしてでも食っていってやる。

まずは、精神的にも経済的にも自立した一人の人間になろう。

 

そう固く心に決めての離婚でした。

 

この話をすると、たいていの人は、「強い人だ」と言います。

そうでしょうか?

誰でも溺れそうになれば、必死で手足をバタバタさせて、なんとか助かろうとするでしょう。

その時のわたしの心境は、まさにそんな感じでした。

 

では、人の強さとはなんでしょう?

離婚するから強くて、将来が不安で離婚できないから弱いのでしょうか?

一人で生きていたら強くて、そうでなかったら弱いのでしょうか?

そうではないでしょう。

完全に破綻している結婚生活を続けられるというのは、わたしから見ればなんと精神力の強い人かと思います。

 

わたしの思う人の強さとは、

 

自分をしっかり持って揺るがない人

 

です。

 

離婚するとかしないとか、人に頼るとか頼らないとか、そんな表面的なことではありません。

弱いから人に頼ってしまう場合もあれば、強いからこそ自分の弱さをさらけ出して人に頼ることもできる。

そうではないでしょうか?

 

今振り返って考えてみると、わたしは強いから離婚したのではなくて、離婚することで強い人間になりたいと思ったのもかもしれません。

 

◎◎◎  ⏪ 前     続き ⏩ ●●●

1月はカンボジア

昨年10月にミャンマーに行ったばかりだというのに、年が明けての1月16日からカンボジアに行ってきました。

カンボジアは、ずっと行ってみたかった国です。

アンコールワット?

いえ、わたしが一番行きたかったおは、タ・プローム。

落ちた木の実が育ち、遺跡を飲み込むかのような景色の場所です。

DSC_4206 - コピー

見ておけるうちに見ておきたい。

現代は、酸性雨などによる遺跡の浸食も激しいと聞いています。

そのうえ万が一にも地震が起きたら、あるいは特異な集団による破壊が絶対にないとは言い切れません。

 

 

DSC_3811  成田からハノイ経由でカンボジア・シュムリアップへ。

 

泊まったホテルはル・メリディアン・アンコール。

遺跡に一番近く、日本人のスタッフもいて、安心できるホテルです。

朝食のバイキングも、ランチのイタリアンも、どれもみんな美味しくて、オススメです。

DSC_3899

 

最初の観光地は、アンコールトム。

アンコールは “ 町 ”、トムは “ 大きな ”、という意味だそうです。

 DSC_3934 DSC_3976

 

そして、アンコールワット = “ 寺院のある町 ”

DSC_4061

 

こちらの景色は、あまりに有名です。

ここを発見したのはフランスの植物学者だそうです。

森を歩いているときに、こんなものが眼前に現れたら・・・

 

ここは、どこ?

 

自分は、時空を超えてしまったのか?

その時の学者の驚きぶりは想像に難くありません。

夜は、スバエク・トムの鑑賞でした。

スバエクとは皮という意味で、牛の皮を彫って作った大きな人形(道具)を使っての影絵芝居です。

DSC_4124 椰子の殻を燃やした炎で映し出す神聖なお芝居です。

 

DSC_4112 まずは、神様に捧げるお祈りから

通常わたしたちの知っている影絵は、幕の向こうで色々なものを見るといったものですが、カンボジアの影絵は、幕の手前でも演じるというか、操り手も踊りを踊りながら、影絵を操るんです。

DSC_4115

 

DSC_4243 - コピー  翌日は待ちに待ったタ・プローム。

スポアン(ガジュマル)に浸食され、密林に埋もれた遺跡として有名です。

DSC_4206 - コピー

こちらの遺跡は、あえて整備せず、崩れていく様子をそのまま保存するという方針だとのこと。

 

いつか、ずっと遠い未来、遺跡が完全に木々に飲み込まれる日が来るかもしれません・・・

さて、カンボジアに着いて2日目の晩は、贅沢にもトマノン遺跡でのアプサラダンス鑑賞。

踊り手の方たちが、遺跡でスタンバイ。

DSC_4274  幻想的です。

 

DSC_4298 DSC_4289  手や足の形が独特ですね。

 

 

アンコール・ワットの朝日の鑑賞にも行きました。

DSC_4326DSC_4379

でも、残念ながら、この日は曇りで朝日は拝めませんでした~

 

それから、バンテアイ・スレイ。

バンテアイとは “ 砦 ”、スレイは “ 女 ” という意味だそうです。

 

 DSC_4181 DSC_4158

DSC_4474  さて、最終日はアンコール博物館とシルク工房アーティザン・アンコールの見学。

アールティザン・アンコールは、元々は政府による職業訓練所でしたが、現在は民営化され日本人スタッフも常駐しています。

 

ここで、特産品のカンボジアシルク製品を見るのを楽しみにしていたのですが実にモダンなお店でびっくり。

DSC_4458

 

欧米からの観光客も多いせいか、彼らの好みをよく研究しています。

私はシルクのストールと、こんなクッションカバーを買いました。

DSC_4536

DSC_4541これは、別のお店で買ったカンボジアの伝統的な焼き菓子。

 

甘すぎず、とても美味しかったです。友人たちの評判も上々でした。

 

帰りは、再びハノイ経由の成田でした。

あ~、行って良かった!!