映画は楽しい

よく映画を観ます。

特に邦画。

外国映画は、いつも誰かが敵で攻めてきて戦うといった内容が多いし、CGが凄すぎて面白くないからです。

 

春休みや夏休みは子ども向けの映画花盛りですが、この時期は大人向けも色々あって楽しいですね。

 

まず観たのは、こちら

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『ちはやふる 下の句』

もちろん、上の句も観ました。

映画館には若い女の子のグループなんかも来ていて、

 

あら、どこかの高校のかるた部かしら?

 

違いますよね、きっと。

出演者のファンですよね、やっぱり。

わたしとしては、登場人物たちの恋模様より、百人一首の解説なんかをもっと入れて欲しかったけど、映画のターゲットが違いますわな~

 

そういえば、遥か昔、

 

しのぶれど 色に出にけりわが恋(こひ)は

ものや思ふと 人の問ふまで

 

という歌の書かれた年賀状をもらったことがあります。

その年賀状を見て最初に思ったことは、

 

こいつ、この歌の意味わかって書いてんのか?

 

ま、昔の話ですけどね。

 

さて、次に観たのは、こちら

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『スキャナー』

野村萬斎さんのファンとしては、外せない作品です。

でも、わたしが初めて野村萬斎さんを観たのは、『子午線の祀り』という4時間近い超大作の演劇ででした。

他に鈴木瑞穂、三田和代、市川右近、観世栄夫さんなど、新劇、歌舞伎、能の世界の選りすぐりの方々が出演された、大変見応えのある舞台でした。

その中でも、最後まで声も姿勢も崩れることなく美しかった野村萬斎さんに驚き、そしてファンになってしまったのでした。

 

さて、最後は、こちら

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 『64(ロクヨン)』

横山秀夫といえば、警察小説で有名です。

それも、普段なら目につかない職種の人を主人公に骨太の作品を書かれています。

テレビドラマになった作品も、数多くありますね。

大好きな作家さんです。

そして、キャストも、これまた大好きな佐藤浩市さんをはじめ、大変豪華となっています。

あ~、後編が待ち遠しい!

 

これからも、観たい映画が目白押しなので、週末は忙しい~‼

 

 

 

 

 


37.おみくじを引いてみたなら

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 財団の面接を受けたのは年末でした。

年が明けてから、わたしは京都へ気晴らしの旅行に行きました。

京都に着いたその足で、まず向かったのは八坂神社です。

すでに1月中旬になってはいましたが、まだ1月なので初詣をさせていただこうと考えたからです。

子どもの頃からおみくじを引くのが大好きでした。

神社に行くと必ずと言っていいほどおみくじを引きます。

 

そういえば、昔、友人たちと京都へ来た際に、わたしの引くおみくじ、引くおみくじ、すべてが『凶』で、落ち込むより先にみんなのほうが、「こんなの氣にすることないよ」「そうよ、そうよ、たかがおみくじだよ」と、口々に慰めてくれたことがありましたっけ。

 

 

初詣でもあるし、これまで色々あったし

 

というわけで、その時もお参りを済ませたあとで、おみくじを引きました。

それが、なんと『1番大吉』

82090dd0f5c3a28aa5d7ea5e56b92243_s(これは、その当時のものではありません)

これまで数えきれないくらいおみくじを引いてきたわたしですが、1番はさすがに初めてでした。

 

やっぱり1番は、物事の始まりで大吉なんだ~

 

妙に感心しながらホテルへと向かって歩いていたら、ポケットの中の携帯電話が鳴りました。

出ると、派遣元の上司からでした。

 

 おめでとう! 採用が決まったよ!!

 

驚きました。

だって、おみくじで1番を引いたと思ったら、採用決定の電話です。

 

こんなことって、あるんだな

 

そのあと、しみじみとした気分になりました。

喜びというより、新しい仕事、新しい住まい、そして新しい人生が始まるのだ。

そんな思いで胸はいっぱいでした。

 

ようやく、トンネルを抜けた。

 

そう思いました。

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36.意識を変えて開運へ

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40過ぎの何の資格も特技もない女を、世間は必要としていない。

派遣社員として働き出してからも、ずっと心の隅にあった思い。

湯治場のような職場で、自分への自信を回復していっても、この思いはなかなか拭うことができませんでした。

出口のない迷路に迷い込んだような、悶々とした日々を過ごしていた、ある日。

こんな考えが、ふいに浮かんできました。

 

この世の中には、若ければいいという仕事ばかりだろうか?

ある程度の年齢の社会経験のある人間の方がいい仕事だってあるはずだ。

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その時、思い出したのは離婚届を出しに行ったときの光景でした。

離婚届を役所に取りに行ったのは前夫、提出はわたしでということでした。

精神的にいっぱいいっぱいの中で提出に行ったので、日付も時間帯もよくは覚えていません。

  28.結婚生活にケリをつける

 

ただ、その時窓口で対応してくださった方のことはよく覚えています。

年配の女性で、いたわるようなまなざしと口調が印象的な方でした。

もし、あの時窓口にいたのが若い女性で、

 

あ、離婚届ですね~

 

と軽く言われていたら、わたしはその場に卒倒して倒れていたかもしれません。

わたしは、あの時窓口にいた女性の対応に、本当に心慰められたのでした。

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そうだ。

わたしにだって役に立てる場があるはずだ。

 

内側からチカラが湧いてくるようでした。

 

その後、派遣社員として1年経ったとき、わたしは派遣元の上司に、離婚して実家に居候していることや、正社員になって自立を目指していることなどを正直に話しました。

そして、こう頼んだのです。

 

きちんと身分を保証された正社員としてなら、日本全国どこでも行きます。

 

と。

幸か不幸か、子どもはおらず、可愛がっていた犬にも死なれていて、わたしはどこにでも一人で自由に行ける身でした。

 

わかりました。

就職先を探してみましょう。

 

上司はそう言って帰っていきました。

   34.漆黒の闇と魔法の呪文

 

それから2~3週間経ったころでしょうか。

上司から連絡がありました。

 

就職先が見つかりそうですよ。

 

それは、かつて勤めていた損保が持っている財団でした。

前職が辞めたあと新卒を雇ったのですが、

 

とても務まりません

 

といって、すぐに辞めてしまったとのこと。

財団というのは、理事や評議員などにどれだけ、いわゆる名士を集められるかが重要です。

それが財団のステータスに繋がるからです。

その財団の役員も、一流企業の会長・社長から大学の名誉教授まで、そうそうたる顔ぶれでした。

新卒の女性は、その顔触れに恐れをなして辞めたのでした。

そこで、彼の財団では、『損保のOBで、なおかつ40歳前後の社会経験の豊富な女性』を探していたのでした。

ただし、職場は東京の新宿。

長野生まれ名古屋育ちのわたしにとって、東京で唯一土地勘があったのは新宿でした。

なぜなら前の仕事の出張で、年に数回東京に行っていて、その際の宿泊先は新宿が多かったのです。

 

行きます!

 

即答です。

まるで、わたしのために誂えられたかのような職場でした。

急遽、年末に面接のために上京。

そして、年が明けてから京都に一人で、一泊旅行に行きました。

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名古屋に住んでいると、京都はすぐ目と鼻の先。

若いころから、友人と、あるいは一人でと、京都には何度も行っていました。

派遣社員としての生活も落ち着いてきたし、久しぶりに一人でのんびり行ってこようと、そもそも予定を入れていたのです。

面接の結果が氣になりながらも、京都へと向かいました。

 

 

その京都で、また不思議な体験をするのでした。

 

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