22.イジメから抜け出す

自分の氣に入らない人間を積極的にいじめることのできる人間が、この世の中には存在する。

 

ということを、自分がイジメに遭って初めて知りました。

 

わたしだって、それまでの20年足らずの人生で、

 

なんか合わないな

 

とか、

 

どうも好きになれないな

 

と感じる人くらいいました。

でも、だからといっていじめるという行為に至ったことはありません。

だって、そういう人とは距離を置くなり、関わらないようにすればいいだけです。

なんで、わざわざ『いじめる』必要があるでしょう。

 

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自分が深刻なイジメに遭っていると認識し、孤立感に苛まれてたころ。

ふと、こんなことを思いついて実行しました。

 

まず、

 

課の中で孤立するなら、課以外に友達をつくる。

 

名古屋支店に異動になった直後からイジメに遭っていたわたしには、名古屋支店内に知り合いは一人もいませんでした。

その孤独感を癒すためには、課以外の世界に出ていくしかありません。

その頃の名古屋支店ではサークル活動が盛んでしたので、そのうちの一つに入りました。

そして、そのサークルのメンバーに誘われて、組合の連絡員にもなりました。

社内組合が各課に一人連絡員を置くことになっていたのですが、仕事が忙しいのに、わざわざそんな役割まで引き受ける人はいませんでした。

こうして、わたしは自分のいる課以外に、友人を作っていきました。

他の課に書類を取りに行ったりしたときに、その友人のところにちょっと寄ってひと言ふた言言葉を交わすだけでも、わたしの心はホッと一息つくことができました。

また、四日市支店の仲間が、わたしがイジメられていることを知って、月に一回くらい飲みに誘ってくれたのも嬉しいことでした。

飲み会のある日は、名古屋支店での仕事を終えると、わざわざ四日市まで飲みに行きました。

愚痴をこぼすためではありません。

とりとめのない話をすることで、イジメを忘れるためです。

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そうやって、なんとか日を過ごしていましたが、イジメが根本的に解決したわけではありません。

 

毎朝、胃が痛くなる思いを抱えながら、地下鉄で会社に向かう日々でした。

どんなに辛くても苦しくても、家に生活費を入れるという母との約束があります。

次の仕事が見つからない限り、今の会社を辞めることはできない。

わたしの心は、悲壮感でいっぱいでした。

 

 

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